活動目的
『この団は、合唱を中心とした音楽活動及び団員間の交流を通じて、人間性の向上を図り、団員の大学生活の充実を目指すことを目的とする。』
――広島大学東雲混声合唱団パストラール団規約 第1条より
活動方針
令和6年度運営方針 「居場所がある」
パストに来る目的・理由は人それぞれだと思います。合唱の楽しさを介した、人との関わ り、役職を通した自己同一性、思いっきり歌うこと、活動終わりのわちゃわちゃなど、中に は理由なんていらねえ、という人も勿論いるでしょう。こういった多岐にわたる理由で来ら れる場所であると同時に、予定で来られない、精神的に来られないことに対する尊重を持て る団体でありたいと私は考えています。
合唱という集団活動を行う以上、休むことに引け目を感じることは仕方ないことではあり ますが、たとえ来られなくても団に引け目を感じることなく、逆に居場所があることそのも のがその人の支えになると信じています。
また、言ってしまえば、パスト自体が居場所である必要はないと私たちは捉えます。
パストに限らず、パストで始まったつながりや、パストで得た見識を以てして見つけた新 たなコミュニティがその人の「居場所」となり、その人の心の支えの一端になることをも私 たちは見据えたい。大学のコミュニティは何もパストだけではありません。個人個人で、他 人が知る由もないことを考えたり悩んだりしていることを留意し、互いに尊重することが団 体のなかで必要であると思うし、団活動への参加を強要するようなことは、忌避するべきだ と我々一同考えています。
だからこそ「パストが居場所」ではなく『居場所がある』という抽象的な方針がそぐわし いと感じ、これを掲げたい。そしてこの言葉が卒団者、休団者、中途退団者への手向けない しは支えとなってほしいと切に願います。
これから私たちは、パストの活動を通して我々なりのひとつの完成形を目指します。多く の人数が求められる、合唱を行う上でこのような方針は甘え、理想論だと捉えられるかもし れませんし、これが正しいなどは今知る由もありません。
それでも、我々はこの信念のもと、全パストラーラーが、個人個人の居場所の一角を担え るような団を築けるよう、邁進していきたい。それに伴って様々な面で精進していく所存で す。
どうぞこれからよろしくお願いいたします。